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『 ***無痛分娩で被害者の会 発足を受けて*** 』  麻酔科医情報サイト

このたび、無痛分娩で不幸な転帰を辿られたお母さんのご家族が、被害者の会を発足されました。

(yahoo!JAPANニュース2019/7/8記事参照

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6329436

 

この被害者の会では、無痛分娩に携わる麻酔科医・産婦人科医の認定医制度の導入や、各病院・クリニックにおける診療実績の情報公開を促進するため、今後署名活動を行っていくそうです。

 

 

無痛分娩の事故・ニュースの検証については、以前の記事の中でも触れさせていただきました。

 

***無痛分娩の事故・ニュースのこと:麻酔科医の観点からの検証1 ***

***無痛分娩の事故・ニュースのこと:麻酔科医の観点からの検証2 ***

***無痛分娩の事故・ニュースのこと:麻酔科医の観点からの検証3 ***

***無痛分娩の事故・ニュースのこと:麻酔科医の観点からの検証4 ***

 

 

 

日本国内における無痛分娩も、少しずつではありますが、件数が増えてきています。しかし未だに他の先進国に比べると、遅れをとってしまっています。

***日本は無痛後進国***

 

心臓麻酔や小児麻酔は、経験症例数や筆記試験を義務とする専門医制度が設けられていますが、産科麻酔については、こういった専門医制度が整っていないのが日本の現状です。

 

日本では各クリニックにおいて産科の先生も無痛分娩の麻酔を行っており、専門医制度の導入には越えなければならない壁が多いのも、正直なところであります。

 

 

***硬膜外麻酔は誰のもの?***

 

 

 

しかし、こういった活動がより多くの方を巻き込んでいくことで、事態がより改善に向かっていくことが望まれます。

 

事故・ニュースの報道によって、無痛分娩に対する偏見や誤解を増やすことなく、無痛分娩が医療行為の1つであり、そのベネフィットとリスクを皆が正しく認識する必要があります。そのために、mapaternityがお役に立つことができれば幸いです。

 

 

今回は、被害者の会の発足を受けてコメントを掲載させていただきました。
 
 

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