*** 計画分娩ってなんだろう?その1 ***
計画分娩は、決まったタイミングで分娩を始める方法です。
ミニメトロといいう風船のような器械で、頚管の熟化(お産のために子宮を柔らかく開いて、赤ちゃんが出てきやすい状態にすること)させて、子宮収縮剤で陣発を誘発させます。
施設によっては日中の無痛分娩は計画分娩で行っている所もあります。
初産の場合、計画分娩にしても頚管の熟化が思うように進まず分娩が停滞してしまう傾向があり、初産の計画分娩を勧めないという意見も聞かれます。
一方、経産婦では分娩の進行が早く、無痛を希望していてもタイミングが間に合わないこともあり、計画分娩が望ましいという意見があります。
(***無痛分娩の事故・ニュースのこと:麻酔科医の観点からの検証3***参照)
計画分娩の適応についてはまだ議論の分かれるところではあります。
希望される施設で日中の分娩が計画分娩なのか、それとも24時間体制で自然陣発したときに無痛を始めるのが、事前に確認するとよいでしょう。