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『 無痛分娩中の過ごし方:ご飯やお手洗いはどうするの? 』  麻酔科医情報サイト

 

***  無痛分娩中の過ごし方:ご飯やお手洗いはどうするの?  ***

 

無痛分娩で硬膜外麻酔を行っている間は基本的にベッド上で過ごします。

 

1) 硬膜外麻酔がよく効いた状態になると、足に力が入りにくくなるため

2)お母さんや赤ちゃんのバイタルをモニターする機械が繋がっているため

歩いたりはせず、静かに横になっていただきます。

 

無痛分娩中に、ご飯は食べられる?

麻酔中は食事ができません。たまに、陣発すると、出産前に精をつけるためご飯を食べたというお母さんがいますが、これは間違いです。

 

分娩中に緊急で全身麻酔による帝王切開となった場合、挿管(お口から管を入れて人工呼吸器に繋げること)が、必要になりますが、この時に胃にご飯が残っていると、誤嚥の危険が高くなります。全身麻酔で筋弛緩がかかった時に、胃の内物が逆流してしまうのです。妊婦さんはただでさえ、胃の内容が停滞しやすいので、なるべく胃は空にして、誤嚥が起きないように配慮します。

 

ただし、水分については条件付きでとっていただいて構いません。

とっても大丈夫なのは、水・お茶・スポーツドリンクなどです。

果肉入りのものや、ミルクが入っているものについては遠慮していただいてます。

 

トイレに行きたくなったら?

麻酔で足が動きにくい状態なので、助産師さんが付き添った状態でします。

ある程度動ける状態であれば、トイレまでも行くことができます。

 

 

無痛分娩中の過ごし方についてのご紹介でした。

 

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