*** どうして無痛分娩は高いの? ***
無痛分娩は背中に針を刺して薬を注入したら終わりではありません。
安全な無痛分娩の管理のためには、産科医・助産師・麻酔科医による絶え間ない監視とモニタリングが必要となります。
胎児の心音異常や大量出血など、緊急事態が起きた際に、迅速な対応ができる環境整備とマンパワーがなければなりません。
施設によっては、計画分娩のみを扱っているところもありますが、24時間体制をとっているところでは、さらなるマンパワーが必要となってきます。
お母さんと赤ちゃんのための安全性を追求するほどに、コストは高くなってしまうわけです。
もし日本でも無痛分娩が保険診療として認可されたら、状況は変わってきます。
無痛分娩の普及のため、お母さんと家族の方、医療関係者には、無痛の必要性を声を大にして、訴えていただきたいものです。