*** お母さんの選択 ***
出産で最も大事なのは、先ほどもお伝えしたように、
お母さんと赤ちゃんの安全です。
その前提条件を満たした上で、 医療者は
お母さんとパートナーの「バースプラン」
<人生の中でも貴重な体験である妊娠出産の計画>
をできるかぎり、尊重したいと思います。
もしお母さんが、自分は無痛を受けずに、陣痛を経験して、出産の喜びを実感したいと考えるのならば、それもまたよいことだと思います。
ただ不必要な痛みを感じたくない、なるべく負担をかけずに出産したいとお母さんが希望するのならば、医療者としてそれに応えたいと思います。
大事なのは、無痛と非無痛で、どちらの選択が正しいか、間違っているかということではなくて
お母さんが無痛か、非無痛かを選択できる ということだと思います。
そのバースプランを尊重し、実行できる施設整備とマンパワーのニーズが
今後さらに高まっていくと思います。