*** 痛くなってからではダメ ***
いざ陣痛が強まったときに、無痛分娩の説明をされても、なかなか平常心で聞くことはできません。
「もうわかったから、とにかくこの痛いのなんとかしてっ!!!」
本当に痛いのだから仕方ありません。
ただ、無痛分娩は、何度もお話していますが
背中に針を刺して痛みをとってハイ終わり
といった簡単なものではありません。
麻酔科医が、無痛分娩を始める前に
お母さんにお伝えしておきたいことは、沢山あるのです。
無痛分娩に興味をもったお母さんは、ぜひ外来で
事前に担当医師に、相談するようにしてください
医療における インフォームドコンセント
<正しい情報を得た上での合意>は、常に
一方的な医療者側の説明で終わるものではなく
お互いが内容を理解した上で結ばれるべきなのでものなのです。
医療者側としても、外来でお母さんとお会いすることで
お母さんの抱えるリスク・問題点を早めに把握して、不測の事態に備えることができます。